課金のしくみ
LLM APIの料金はトークンで決まる:入力・出力・キャッシュ・Batchを1回の呼び出しで計算する
LLM API は、入力と出力のトークン数に、それぞれ別の単価をかけて課金されます。公式の単価で、1 回の呼び出しの費用と月間の費用を計算しました。
- 公開
- 2026年10月18日
- 更新
- 2026年10月18日
- 読む時間
- 約 3 分
- 執筆
- AI 編集部
この記事は、提供や依頼を受けて書いたものではありません。数値は各社の公式ページから取得し、公式に書かれていないことは「記載なし」と示します。
LLM API の料金は、入力のトークン数と出力のトークン数に、それぞれ別の単価をかけて決まります。出力の単価のほうが高く、キャッシュされた入力は安く、Batch で処理すると標準の 50% になります。ここでは 2026 年 10 月 18 日時点の公式の単価で、入力 1 万トークン・出力 1,000 トークンの呼び出し 1 回の費用を計算します。モデル名と単価は頻繁に変わるため、使う前に必ず公式のページで確かめてください。
1 回の呼び出しの費用を式にする
単価は、100 万トークンあたりの米ドルで書かれています。
入力 1 万トークン・出力 1,000 トークンの場合の、公式の単価(取得日の値)による計算は次のとおりです。
| モデル | 入力単価 | 出力単価 | 1 回の費用 |
|---|---|---|---|
| Anthropic Haiku 5.5 | $0.10 | $0.50 | $0.0015 |
| Google Gemini 2.5 Flash | $0.30 | $2.50 | $0.0055 |
| OpenAI gpt-5.4-mini | $0.75 | $4.50 | $0.012 |
| Anthropic Sonnet 5.5 | $2 | $10 | $0.03 |
Sonnet 5.5 なら、入力が 10,000 × 2 ÷ 100 万 = $0.02、出力が 1,000 × 10 ÷ 100 万 = $0.01 で、合計は $0.03 です。
呼び出しの回数をかけると、月間の費用になる
1 日に 1,000 回、30 日間呼び出すと 30,000 回です。Sonnet 5.5 は 30,000 × $0.03 = $900、Haiku 5.5 は 30,000 × $0.0015 = $45 です。同じ使い方でも、モデルの選び方で 20 倍の開きが出ます。もちろん、モデルによって出力の質が違うので、安いほうが良いという意味ではありません。
キャッシュと Batch で、費用が下がる条件
同じ入力を繰り返し送るなら、キャッシュが効きます。Anthropic の Sonnet 5.5 は、キャッシュの読み出しが 100 万トークンあたり $0.10 で、通常の入力 $2 の 20 分の 1 です。OpenAI の gpt-5.4-mini は、キャッシュ入力が $0.075 です。Google は、コンテキストキャッシュの保管料が時間単位で別にかかります。
Batch は、3 社とも標準の 50% です。すぐに結果が要らない処理なら、半額で済みます。
API を使い続けるか、自前の GPU で動かすか
API の費用は、呼び出しの数に比例して増えます。自前の環境で動かせるモデルで足りるなら、GPU の購入やクラウドの借用と比べる選択肢が出てきます。損益分岐の計算は、自前 GPU とクラウド GPU の損益分岐にまとめています。ただし、API で使えるモデルと、自前で動かせるモデルは同じ性能ではありません。
この記事の出典
出典はすべて公式ページです。取得日は更新日に合わせています。